ルーさんの日常

50代のゆる~い遊びと生活を綴るブログ

IgA腎症、ようやく寛解にこぎつけました。

正直なところ、まだ実感が湧いていませんが、約二年弱の治療を経て寛解という事になりました。

これまでの経緯はこちら。

ruuch.hatenablog.com

毎回の検査結果をグラフにするとこんな感じです。ステロイドパルスを境にタンパク、血尿ともにガクンと下がっています。

私の場合は、健康診断で尿タンパク、潜血ありという警告が出たにもかかわらずしばらく放置してしまい、その後通院、腎生検の結果、Iga腎症の診断を受けました。
その際に先生から扁摘ステロイドパルス療法の説明を受け、決断しました。
扁桃腺はかつてから腫れることが多く、ここ数年は毎年のように冬になると扁桃腺が腫れて風邪も重症化するという状況が起こっていました。それとIgA腎症の因果関係はわかりませんが、発症しやすい要素はあったのかもしれません。

ステロイドパルスの治療は、大まかには扁桃腺摘出と、ステロイドパルス、食事療法というステージがありますが、長期にわたる治療です。そして、普通の病気と違うのは、本人はピンピンしているという事。ほとんど体の不調がないにもかかわらず、扁桃腺を切除したり、一か月近く入院して点滴したり、かなり厳しい食事制限をします。

扁桃腺摘出は私の場合は5日間入院しました。切除してからの痛みは思った以上にきつく、食事のおかゆを飲み込むのも辛かった。

ステロイドパルスは19日間入院し、毎日点滴でステロイドを打ちます。太り気味だったたるんだ体もみるみる体重(筋肉も)が落ちます。運動不足にならないように病院では毎日1Fから6Fまで階段の上り下りを5往復。そして骨粗しょう症予防のためベランダに出て日光浴をしていました。おかげで、見た目は入院前より健康そうに。ステロイドの副作用の可能性として言われているのは、・免疫力が落ち感染しやすくなる・うつ病骨粗しょう症・糖尿病・便秘・血栓症・ムーンフェイス・動脈硬化・高血圧・白内障緑内障・ニキビ・・・などなど。数えきれないほど。私もこういう情報を聞いて、かなり不安になりました。正直個人差も大きいとは思いますが、私の場合は骨まで痩せて細くなった感覚はあるものの、自覚できるような副作用も無かったです。そんなに恐れることはなかったなと思います。パルスの副作用ではむしろ、精神的なほうが大きいかもしれません。入院中から退院後はハイな気分のまま眠れない日もありました。人によっては鬱になる場合もあるそうです。

そして一番大変だったのが食事療法。一日塩分6g以下、タンパク60g以下に収まるように計算してメニューを決め、調味料をmg単位で計って調理する。それを毎日朝昼晩とですから、並大抵のことではありません。妻がいなかったら食事を作ることなどできませんでしたし、妻が一生懸命作ってくれたから私も厳しい制限に耐えられたのだと思います。妻の助けがなければ今の私は無かったと心の底から感謝しています。

その結果として数値がすっかり正常値に近くなり、私の場合は扁摘パルスはIgA腎症に有効だったと言えるでしょう。

おかげで寛解までこぎつけることができ、これからは普通の生活ができるようになります。食事に関しても、タンパク質は極端に取りすぎなければよいそうです。ただ、塩分は腎臓以外にも悪影響があるので、1日6gに抑えようと思っています。(ちなみにWHOの推奨値は1 日あたり 5 g 未満)

この先も長生きして妻とふたりで楽しみたいですからね。

 

タンパク制限の時もレシピ本にはすごく助けられましたが、今回も妻のリクエストでこの二冊をamazonで注文しました。以前も紹介した(たぶん)『うまい! 減塩めし』がおいしかったが、この「女子栄養大学出版部」の書籍が我が家のお気に入りです。

後日感想を載せられればと思います~。

ではでは。