ルーさんの日常

50代のゆる~い遊びと生活を綴るブログ

これまでの闘いのことを記録しておこうと思う

IgA腎症発病から今に至るまでを記録としてまとめておこうとふと思い立ち、ここ2年半の検査結果とその時の気持ちを振り返ってみた。

今は腎臓が健康な人にも、もしもの時の参考になるように心がけて書いていこうと思うので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

さて、全ての始まりは2021年4月 健保の検診だった。

 総合判定C 尿蛋白(+)尿潜血(+)

 何かの間違いだろう、次はきっといい結果だろう。何の根拠もないポジティブ思考が仇となった。

この後8ヶ月も放置してしまった。今思えば悔やまれる。

検査結果に間違いなどそうそうあり得ないし、万が一間違いがあったとしてもその時は「間違いでよかったね」で済ませればいい。

腎臓のように一度悪化した機能が元に戻らない臓器もある。

その場合、後悔先に立たず、だ。検診の結果は放置せずすぐ再検査することを強くお勧めする。

 通院を始めたのは2022年1月からである。

その後の検査結果。

2022年3月
 尿蛋白/Cr比(mg) 875.6(基準150以下)
 赤血球(尿沈査)  93.3(基準4以下) 

2022年4月 健保の検診

 総合判定D 尿蛋白(+) 尿潜血(2+)

いよいよ腎生検を受けた方がいいということになった。

6月13日〜18日 入院 腎生検 IgA腎症と診断を受ける

 この後、食事療法を開始する。タンパク50g.塩分6gと言われても、何を食べて良いのやら全くわからなかった。

通販で腎臓病食をいろいろ買い込んだ。無駄な買い物も沢山したっけ。

 

発病の原因が何なのか?日々の行いの何が悪かったのか?

そりゃ酒も沢山飲んできたし、体に悪そうなこともやってきた。

でも明確な原因は分からないまま。

病気ひとつしたことがないどころか、骨折ひとつしたことがない私がまさか?

というのが素直な感想。まさに青天の霹靂とはこのこと。

 

8月16日〜-20日 入院 扁桃腺摘出

 喉が痛くて飲食ができない。この手術が治療の中で一番辛かった。

 

2022年9月
 尿蛋白/Cr比(mg) 302.7
 赤血球(尿沈査)  82.1mg

 

10月11日〜28日 入院 ステロイドパルス開始

 これほど長く入院したことはなかった。

ステロイドの影響でみるみる体重が落ちていくので、毎日毎日病棟の階段の昇り降りをして、少しでも体力の低下を食い止めようと抵抗した。そして副作用で骨粗しょう症にならないように日光浴もした。スリムになって日焼けしたので見た目は健康そのものだった。

 

2022年11月
 尿蛋白/Cr比(mg) 164.2
 赤血球(尿沈査)  44.6
 プレドニゾロン  30mg

2023年1月
 尿蛋白/Cr比(mg) 166.9
 赤血球(尿沈査)  37.2
 プレドニゾロン  25mg

 数値がなかなか基準値を下回らない。食事内容は本当にこれで大丈夫か?このままの治療で大丈夫か?直らなかったらどうしよう。この時期が一番不安だった。

 

2023年3月
 尿蛋白/Cr比(mg) 23.0(基準150以下クリア)
 赤血球(尿沈査)  11.7
 プレドニゾロン  20mg

2023年5月
 尿蛋白/Cr比(mg) 18.1
 赤血球(尿沈査)  2.1(基準4以下クリア)
 プレドニゾロン  15mg

7月コロナ罹患

 感染症にはかなり気を付けていたがついにコロナに罹ってしまった。5月から毎日出社となり、通勤途中で染されたのだと思う。

2023年7月
 尿蛋白/Cr比(mg) 12.3
 赤血球(尿沈査)  0.2
 プレドニゾロン  10mg

 過去のワクチン接種時に数値が悪化したため、コロナが数値に悪影響を及ぼすのではないかと恐れていた。検査結果はその影響もなくほっと胸をなでおろす。

 

2023年9月
 尿蛋白/Cr比(mg) 13.8
 赤血球(尿沈査)  1.3
 プレドニゾロン  5mg

そして現在に至る。

最初は大変だった食事療法も、今はムリなく楽しくこなせている。人間適応できるもんですね。

長期の入院で感じた事だが、内科病棟に長くいると入れ替わりでいろんな人が入院しては退院していった。コロナ対策で直接話はできないが、カーテン越しに話し声が聞こえてくる。癌の手術をして一泊二日で退院していく人、不摂生な生活が変えられないで腹膜透析のやり方を教わって退院していく人、よく、「俺はポックリ死ぬから好きなように生きるんだ」なんていう人がいるが、ポックリ死ねる人なんてごく少数で、多くの人が不便や苦痛を我慢しながら生きながらえる。健康には気を使うべきだとおもった。そして看護師さんや先生、病院食を作ってくれる職員の方、皆さん献身的に病人の私たちを支えてくださる。どんなにイヤなやつでもきっと支えるんだと思う。

この入院で「人は簡単には死なせてもらえないこと」「人は多くの人に支えられて生きている事」いろんなことを改めて感じた。

上手くいけばあと2ヶ月でステロイドが終了する。

気を引き締めて、でもムリせずがんばるつもりです。

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