実家に帰ると思い出すどうにもならない問題②
不動産屋で思いのほか話し込んで2時を過ぎ、霊園の閉園が迫っている。さわやかのハンバーグを食べそびれて空腹の私たちは、何かお腹に入れようとコンビニに立ち寄った。妻に何か買ってきてとお願いすると、妻は母に「何がいいですか?」と聞く。母は「なんでもいい。」と予想通りの答えを返す。そんな風に言われた妻は困る。こういう時はズバリ「シャケのおにぎり」とか言ってもらったほうが楽なのだが、母は食べたいものとかやりたいこととか言えない人だ。昔から色々我慢して子供三人を育ててくれたのだろうけど、そろそろ素直にやりたい事をやって、食べたいものを食べてほしい。私が、「有ればなんでも食べるからホントに何でも大丈夫だよ。」と言うと妻はなるほどと言う顔をしてコンビニに向かった。妻は選択肢は広い方がいいと考えたんだろう。おにぎりとパンを買ってきた妻が母に「どっちがいいですか?」と聞くと、母はおにぎりを選んだ。案外腹ペコのようだ。
そんなやりとりを経て私と妻は菓子パン、母はおにぎりを食べながらお墓に向かった私たちは、なんとか墓地の閉園時間に間に合って無事墓参りを済ますことができた。
さっき小腹は満たしたものの、折角の機会だから母の食べたいものを食べさせたい。
墓地からの帰りに何か食べる?と聞くとまた「なんでもいい。」と。
「肉がいい?魚がいい?」と聞き返すと、「寿司でも食べる?」と。その母の一言で魚河岸寿司に行くことになった。
ここ一年ほどは塩分が高い寿司は避けていたので、私も久しぶりの寿司屋だ。魚河岸寿司は回転寿司だが、タブレットで注文するタイプだ。
さて、私はタブレット片手に「何食べる?」と聞く。母は「なんでもいい」…
し、しまった😓
このやりとり…めんどくさい😅
マジで何頼めば良いかわかりません。
絶望しながらもメニューをめくる。
はっ!そうだ、「ちらし寿司」があるではないか‼️
これ以上「なんでもいい」に悩まされなくて済む‼️
よかった。母も美味しそうに食べてくれた。さっきおにぎりを食べたのに、ちらし寿司も残さず食べた。
母の口癖は「ガンかもしれない」だが、この食欲があれば間違いなく「ガンではない」。
無事に美味い寿司が食べられ、母の健康も確認できた私たちは実家に母を送り届け、実家を後にしたのでした。
さて、もう夕方、いい時間だ。高速道路の渋滞を横目に日帰り温泉に向かう。
湯~トピアかんなみ
函南町の町営温泉施設だ。昼間なら富士山も見えるらしい。施設も広くて綺麗。比較的空いていてゆったりしている。泉質はサラリとしてしっかり温まるいいお湯。ぜひまた利用したい。
そして、今日の宿泊地、
道の駅 伊豆ゲートウェイ函南に向かいます。かなり車中泊の車で混み合っている。
セブンイレブンもあり、車中泊にはもってこいの道の駅だ。この温泉と道の駅は伊豆定番コースになりそうです。
翌朝ゆっくり目覚めた私たちは改めて道の駅を散策。
美味しそうなものがたくさん。桜海老、キャラメルバターパイ、あおさのりなどを購入。
あみにょん焼き
旦那牛乳とプリンをいただきました。
さて、いつものように下道を帰ります。国道1号線で箱根を抜けるのは何年振りだろう。こんなに道が広くて走りやすかっただろうか?
あっという間に
道の駅 箱根峠に到着。
こちらも久しぶりの芦ノ湖。子供の頃、芦ノ湖の水は静岡県、器は神奈川県の物、なんて聞いた気がするが、真偽の程は定かではない。
箱根山道を通ってあっという間に小田原。
酒匂海岸
澄み渡った空、青い海、砂浜で昼食を取りました。山もいいけど海の近くで育っているからか、時折海が恋しくなる。東京湾以外なら海もいいもんだなあ〜
なんて思いつつ、帰路に着くのでした。
ではでは。